東野圭吾さんといえば根源にあるのはやっぱりミステリー小説ですよね。
日本を代表するミステリー作家です。
サスペンスな要素も多く、読者を惹きつけてあっと驚かす伏線回収や巧みなトリックなどハラハラする展開が多いですよね。
でも恋愛小説はあまり見たことがありませんでした。
そこで私がおすすめしたいのがこちらの小説です。↓
恋のゴンドラタイトルからしても恋愛小説だと想像できますね。
一言で表すと「濃度100の%男女8人によるのラブコメです」
全くサスペンス要素はないのですが、こういう恋愛小説たまに読むと凄く面白く感じました。
ぜひおすすめしたいと思ったので書評を書いていきます。
目次
登場人物
広太:物語の展開のカギを握っている人物。都内のリフォーム会社勤務。勤続年数はちょうど10年。3年付き合っている彼女がおり同棲もしているがなかなか結婚に踏み切ろうとしない。 浮気性。
美雪:広太の彼女であり、同じ職場で働いている。吊り目だが、なかなかの美人。広太のことを尊敬しており、信頼している。煮え切らない広太に対し、結婚と子供が欲しいことを迫る。
桃実:広太の浮気相手。デパートの化粧品売り場勤務。くりっとした目と少し厚めの唇が印象的で艶かしい。巨乳である。
↓以下、シティホテル勤務の仲良しメンバー↓
日田:不器用な男で空気を読めない。スノボはスピード狂。仕事ぶりは真面目で周りから高く評価されている。
水城:長身でイケメン。プレイボーイで話しが上手い。日田の親友。適当そうに見られるが友情に熱い男。
月村:水城達の後輩。
秋菜:ブライダル担当。物語の中では意外と登場回数が少ない。
麻穂:どこか抜けてておっちょこちょいな性格。スノボは苦手。
感想
基本的にこの30歳前後の男女8人による恋愛物語が続いていきます。
舞台は里沢温泉スキー場というゲレンデです。
ゲレコンというスキー場で合コンしている話もあり、とてもワクワクしました。
サプライズで親友のプロポーズを決行するために仲間で協力するシーンは私も一緒になって応援してましたね。
この物語はポップで非常に読みやすく、私は1日で読み終わってしまいました!
しかし、登場人物が多いので途中で頭がごちゃごちゃになってしまい、相関図を書いて整理しました。
すると、全く別のストーリーと思っていたのですが人物も話も全て繋がっていたことが分かり非常に面白かったです。
7つの短編で構成されていますが、徐々に繋がっていき、最後には壮大なストーリーになっていて鳥肌が立ちました。
タイトルにもあるようにゴンドラの中で繰り広げられるシーンが一番の盛り上がりですね。
最初と最後にゴンドラの話がありますが、どちらも惹きつけられて、ドキドキしながら読みました。
私は声を上げてしまうほど興奮してしまいましたね。
クスクス笑えるシーンもあり、誰でも気軽に読めると思うのでコロナ疲れを癒すためにも一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
個人的に日田と桃実が好きな人物だったので続きが非常に気になりました。
続編を期待したいところですね。
読み返せば読み返すほど味がでる本です。
久しぶりに何度も読み返したい本に出会いました。
東野圭吾の雪山シリーズ
東野圭吾さんはゲレンデ小説は他にもあります。
私が読んだ中でおすすめしたいのが3冊あります。
この【白銀ジャック】【疾風ロンド】【雪煙チェイス】はゲレンデを舞台としたサスペンス小説になってます。
どれをとっても最高級でとても面白いのでみなさんのおうち時間のお供になればいいなと思います。
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